<ぐみは色々書きたい

ぐみは色々書きたい

つわり、産後うつ、育児のリアル…『わかる!』が詰まったブログで悩めるママに寄り添います。

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音楽が大嫌いだった

音楽が嫌いだった。

幼稚園のころ、父の勧めでエレクトーンを始めた。

最初は楽しかった。

音が出るだけで嬉しくて、鍵盤に触る時間はわくわくしていた。

でも、レベルが上がるにつれてついていけなくなった。

先生はとても厳しくて、

「宿題だったのに、なんでできないの?」と言われ、みんなの前でできるまで弾かされた。

先生の不機嫌な顔。

待っている子たちの視線。

今でも、あの空気を思い出すと胸がざわざわする。

その後、個人レッスンに切り替わり、気持ちは少し落ち着いた。

先生は優しかった。

でも、譜面が全く読めず、リズムも取れない私に、困ったような苦笑いを浮かべていたのを覚えている。

だんだん、レッスンは「楽しい時間」ではなく「苦痛な時間」になっていった。

親に「辞めたい」と伝えたとき、母から返ってきたのは

「やめるの?じゃあ今までのレッスン代はドブに捨てたってことね」

という言葉だった。

その言葉が怖くて苦しいまま続けた。

看護学校に進学し、忙しさで物理的に通えなくなったことで、ようやく辞めることができた。正直ほっとした。

 

歌も同じだった。

歌うことは好きだった。

家や車の中で、よく口ずさんでいた。

でも、当時好きだったボーカロイドの曲を歌っていたら母に

「うるさい」

「気持ち悪い声出さないで」と言われた。

恥ずかしくなってあぁ私は歌ってはいけないんだと思った。

音楽が嫌いすぎて、もう一生関わりたくないと思った。

 

そんな私が、

天地がひっくり返るくらい惹かれるアーティストに出会った。

この人の曲を弾きたい。歌いたい。

そう思って、埃をかぶっていたエレクトーンを開けて、必死で耳コピをして弾きながら歌ってみた。

すごくすごく楽しかった。

今まで味わったことのない高揚感があった。

そこから、夫や音楽仲間と出会い、

「いい声だね」

「とても癒される」

と言ってもらえるようになった。

お世辞だと思った。正直、今でも思ってしまう。

でも、それでも嬉しかった。

少しずつ、音楽を「怖いもの」ではなく「楽しんでいいもの」だと思えるようになった。

バンドに参加してみた。

分からないなりに、ギターやDTMにも触れてみた。

ジャズボーカルも始めてみた。

震えながらも人の前で歌ってみた。

こんなに自由な世界があったんだと知って、いつのまにか音楽はわたしの人生になくてはならないものになった。

下手でもいい。

わたしは歌っていい。

音楽を楽しんでもいい。

そうやって少しずつ自分を肯定できるようになってきた。今のわたしは、音楽が大好きです☺️

 

もし、昔のわたしみたいに

「向いてない」「やめたほうがいい」

そう言われて、好きなことから離れてしまった人がいたら

下手でも、遠回りでも、また触れてみていいんだよって伝えたい

好きなことは好きなように楽しんでいいのさ!!!